拍手ログ10(20100429〜)





【日常・煙草/年中組】



「え、デス吸うの?」

「たまにな」

「見たことない」

「見るもんじゃねだろ」

「そうだけど」

「稜佳は煙草が好きなのかい?」

「ううん、嫌い。道を歩いてて目の前の人が吸ってる煙とかあり得ないと思うし受動喫煙とか絶対無理。なんで他人の煙で私の肺を汚されなきゃなんないのか意味わかんない。肺癌及び喉頭癌で早死にしたいなら他人の迷惑にならないようにしろって感じ」

「・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

「・・・じゃあよかったじゃないか、デスマスクが目の前で吸わなくて」

「でもさ、テレビとかポスターとかで煙草くわえてるのってかっこよく見えない?」

「・・・さぁ」

「あ、そういえばここにはどっちもないよね」

「(そういう問題でもない)」

「デスは見た目は申し分ないから、オプションついたらもっとかっこよく見えるかなーって思ったんだけど」

「思うだけだよ」

「気のせいだな」

「オイ」

「今度火つけないでかっこつけてみてよ」

「火ィついてなかったらかっこつかねぇだろ」

「じゃあシガレットでも使うといい」

「煙草チョコとかな」

「いいねそれ。探して買ってこよっと」

「やめろ!普通に吸えばいいだろ」

「私の前で煙草なんか吸ったら、1カートン分のニコチンを抽出してコーヒーに混ぜて飲ませてやるから」

「・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・」

「知ってる?煙草1本分のニコチンで人って死ねるんだよ」

「(えげつない)」





一服してても、稜佳の小宇宙をキャッチしたら即揉み消す紳士なデス