拍手ログ11(20100429〜)





【日常・りんご/ミロ、カミュ】



「じゃーん」

「・・・・・・」

「・・・どうした」

「りんごー」

「見ればわかるよ。くれんの?」

「ミロ、食い意地汚い」

「(がーん)」

「切るのか?」

「うん。そこで質問です」

「ドウゾ」

「りんごの皮ってどうやって剥く?私は上から包丁入れて、ぐるぐるって下に下りるよ。マイブームはどれだけ細く薄く長く続けられるか記録すること」

「地味だな」

「うるさいよ」

「私はあまり気にしたことはないが・・・そうだな、何等分かしてから皮と芯を一緒にカットするかな」

「それならすぐ食べられるねー」

「氷河は律儀に全部カットし終わるまで待っていたものだ」

「偉いねぇ。ミロは?」

「俺?俺は剥かないでまるごと食う」

「・・・・・・」

「・・・・・・」

「な、なんだよその眼・・・」

「いや・・・なんかミロらしいなって思って」

「そういうやつだな、お前は」

「理解されてるはずなのに何だこの一抹の切なさは」





このあとりんごはうさぎさんカットにして美味しくいただきました。