拍手ログ12(20100429〜)





【日常・風の悪戯?/小松田】



「う、うわぁん華摘ちゃぁぁんん」

「ど、どうしたんです小松田さん・・・」

「見てよー!」

「・・・おや」

「折角昨日掃除したのに、今朝の強風のせいで枯葉がまたぁぁぁぁ・・・!!」

「・・・小松田さん?」

「ううう、何?」

「昨日まとめた枯葉、そのあとどうしました?」

「えっとね、そのままにしたらいけないから穴を掘って埋めようと思って、4年い組の綾部くんに道具を借りに行ったんだけど」

「(何故先に用具委員に声をかけないのか)」

「4年生はみんな裏山に実習だったって思い出したから諦めてー」

「(諦めが早い)」

「どうしようか悩んでたら、吉野先生に事務室が散らかりっぱなしだから掃除しなさいって云われて、慌てて戻ったんだよ」

「・・・・・・・・・」

「・・・あれ?」

「・・・結局、放置したってことですね・・・」

「あれ、そうかも」

「(そうかも、じゃなくて、そうだよ)」

「もしかして、自業自得?」

「・・・もういいです、片付けちゃいましょう」

「手伝ってくれるの?」

「見ちゃったし、聞いちゃったし。暇ですから、手伝いますよ」

「ありがとー!あ、僕ね、さっき食堂のおばちゃんにお団子もらったんだー。あとで食べようね」

「(なんでこの人、私より歳上なんだろう)」



八割華摘が片付けて、お茶は小松田が煎れて、そのあとお団子を食べました