拍手ログ9(20100429〜)





【日常・酒/年中組】



「お酒は20歳になってから」

「あ?」

「日本の法律じゃそう決まってんの」

「で?」

「え、まさかの切り返し?」

「まだ稜佳は20歳じゃないって話?」

「そうそう、ディーテはわかってる!」

「稜佳、多分違うぞ」

「何が?」

「デスマスクは、わかっている上で云っている」

「最悪じゃないか」

「別に瓶空けろってんじゃねーんだぞ?こんくれぇ平気だろ」

「そういう問題じゃないんですぅー」

「飲め」

「飲ますな。強制飲酒は犯罪!17歳お酒の味なんて覚えたくないわい」

「カラダは20歳越えてんだろ」

「どういう意味だ、セクハラ男。ったく、だいたいねぇ、お酒の飲みすぎは危険なの知らないの?」

「未成年での飲酒は脳の発達及び人格形成に悪影響を及ぼし、発育成長障害にも繋がります。臓器系に必要以上の負担が掛かるため様々な疾病を引き起こしやすく、アルコール依存症にかかりやすくなります」

「急激に大量のアルコールを摂取すると、解毒、排泄が間に合わなくて、アルコールの麻酔作用によって酩酊状態になります。これを急性アルコール中毒といいます。どんな席であれ、一気飲みは危険ですので控えるべきでしょう」

「節度ある適度な飲酒としては、1日平均純アルコールで約20g程度である旨の知識を普及する」

「思わぬ連携プレー・・・!」

「今の世は便利だ」

「ていうか、そこまで詳しいなら尚更勧めんな!」

「まぁまぁ稜佳、落ち着いてこれでも飲んで」

「ありが・・・って危なッ!!グレープジュースかと思ったらワインだよ!!!」

「似たようなものじゃないか」

「ひ、ひぇー綺麗な顔してえげつないよこの人・・・!」

「大丈夫か、稜佳。ほら水だ」

「うう、強面だけど私には癒し系・・・」

「(強面・・・)」

「いただきまーす、ぐふっ

「大丈夫かい稜佳。美少女が台無しだよ」

「いやだって水じゃねぇ・・・!」

「水だ」

「ホント何これ」

「命の水」

「・・・日本酒か!!」

ハイタッチを交わす年中トリオに殺意が芽生えた瞬間だった。
何でそこまでして人にお酒を飲ませたいのかわからない。





自分たちだけじゃなくて、稜佳も一緒に楽しくお酒飲みたいという可愛いやつらです。
仲良し!