晴れた日に、お子様にじっとしてろだなんてそもそも無理な話だったのかもしれないが、しかしその努力くらいしてもバチは当たらないと思う。
滞在中の宿は値段の割りにいい部屋を提供してくれた上に料理も文句なし。雨風凌げて寝られればいいとは常々思ってはいたが、期待していなかったにも関わらずこれだけのものを提供されると宿巡りに走りたくなる。まぁ、我らが金のなる木、つまりゴールドカード(三仏神名義)所有の三蔵にその気がないのでそれは叶わないわけだが。
ともかく宿には満足している。窓からは柔らかな朝日が差し込んで爽やかに朝を演出してくれて、目覚めもいい。

もう一度云おう。云いたい。いやむしろ云わせてくれ。
晴れた日に、お子様にじっとしてろだなんてそもそも無理な話だったのかもしれないが、しかしその努力くらいしてもバチは当たらないと思う。
あまつ。


っ、身体動かせば熱下がるかもよ!」


殴り倒したい。

悟浄と違って発言に下心がないのはわかっている。ただ無邪気でくるくるぱーなだけだ。愛すべき愚弟もどきである。
ただし、それは普段であればの話。

「……あとで死ぬほど遊んであげるわよ」

文字通り、死ぬほどな。

熱が下がったら覚えてろ。






お静かに。










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風邪っ引き^^
悟空はデフォルトでくるくるぱーです^^
悪気はないけどこういうときの空気は読めない子w


20100307